株式会社要興業 RECYCLING

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(証券コード:6566)

廃棄物管理の情報が知りたい方へ

現地確認セミナー

開催概要
開催概要
日時
  • 開催未定
申込から開始までの流れ
  1. 申し込みフォームからお申し込みください。
  2. 申し込み完了の自動返信メールが届きます。その時点で受け付けは完了です。
  3. 開場時間までに以下までお越しください。
    (株)要興業 足立支社セミナールーム
    東京都足立区鹿浜7-9-2
    日暮里舎人ライナー 西新井大師西駅下車 徒歩12分
    ※午後は当社が手配する乗用車、又は貸し切りバスを使って移動します。
対象 要興業の実施する無料セミナー
『要の廃棄物処理講習&演習』もしくは『要のオンライン廃棄物セミナー』を受けたことのある方
1社2名様までご参加いただけます。
費用 無料
注意事項 定員:25名 (先着順)
多くのお客様に申し込んでいただきたいため、1社2名までとさせていただきます。
申込の際は、㈱要興業の営業担当の名前を必ずお書きください。
満員のためお断りする際はご連絡いたします。
その際はご容赦ください。

環循規発第18033028号の通知 環循規発第18033028号の通知(PDF) “現地確認”は、排出事業者にとってまさに鬼門ともいえます。
平成22年の廃棄物処理法の法改正で義務化されたものの、努力義務です。実施する義務はないし、“これをしておけば確実”という規定もありません。
ところが、平成30年3月30日付けで発出された環循規発第18033028号の29ページ目の第10「排出事業者等に対する措置命令」の辺りを読むと、
“(前略)排出事業者が産業廃棄物の発生から最終処分に至るまでの一連の処理の行程における処理が適正に行われるために必要な措置を講ずるとの注意義務に違反した場合には、 委託基準や管理票に係る義務等に何ら違反しない場合であっても一定の要件の下に排出事業者を措置命令の対象とすることとしたものであること。(後略)” とあります。
まとめると、“実施は義務付けられていないし、その方法や記録等も決まっていないが、それを実施していないと措置命令の対象となりえる”のが、現地確認だというわけです。
では、その現地確認にどう立ち向かえばいいか?
そこをここ数年、実は複数の企業様と一緒に試行錯誤で作り上げたのが、今日ご紹介するセミナーです。
現地確認に少しでも興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

講師の西野です。 講師の西野です。 申し遅れました。私は西野と申します。
要興業の経営企画室という部署におり、2010年位から年間30~50回位、廃棄物処理に関するセミナー講師をしています。
そのため、顔に見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところが、あまり知られていないもう一つの顔。
それが、現地確認への対応です。
要興業は、東京23区をコアエリアとして廃棄物を収集している会社です。嬉しいことに、数千というお客様の廃棄物を、毎日収集しています。
そして、実は毎年、100を超える企業様に現地確認をされているのです。
場所柄、工場が立ち並ぶような場所ではないのでいわゆる通常のゴミを回収しているだけなのですが、大企業の本社が立ち並ぶような地域でもあるため、全国の支社、工場の模範となるべく、実に厳しく、また細かい現地確認をされる企業様もいらっしゃいます。
そういった厳しく、細かい企業様からの現地確認への直接・間接的な対応が、実は私の役割なのです。
そういった、いわゆる先端的な企業様へどう対応するべきか?というテーマに関しては、環境関連の日本最大級の見本市である「環境展」等で講演をしたこともあります。

この講演を度々依頼された理由はただ一つ。
私が数多くの企業様の現地確認を受けざるを得ない立場だからです。
そして推察するに、環境展等を主催し、業界の専門誌である“循環経済新聞”を発行している日報ビジネス社のデータベースには、私以外に私と同じようなポジションで仕事をしている人間が、幸か不幸か他に見つからなかったからでしょう。
即ち、私は、少なくとも東京では“最も数多くの会社の現地確認を受けている人間”の一人だといっても過言ではないかと思います。
また、同時に私は、“現地確認を実施する側”の人間でもあります。
要興業の中間処理後の残さの処分先への現地確認となるので、厳密にいうと皆様とは立場が違いますが、要興業の現地確認のメンバーとして、少なくとも年に数回は現地確認を実施しています。
まずお伝えしたいこと。
それは、このセミナーは、私が企画したものです。
そのため、このセミナーは良くも悪くも“実績のみをもってお伝えする”というのがコンセプトとなります。
弁護士や行政書士といった、法知識のある先生方にご高説をいただくわけではありません。
また、現地確認がいかに難しいかを説き、アウトソース先や、又は顧問先として仕事を受注しようと考えているコンサルタントの方に巧みに説明をいただくわけでもありません。
身の丈にあったレベルの、実務としての現地確認のコツを、実務者が行う、というのが正しい表現になるでしょうか。
実はこのセミナーは、2014年頃よりお客様からの要望にお伝えする形でおっかなびっくりスタートさせて、2016年に要興業のお客様に呼び掛ける形で2回実施しています。
その後、定期的なコンテンツにすることは断念したものの、一部のお客様の要望にお応えする形で年に数回の開催をしてきました。
それでは、セミナーの内容を説明いたします。

現地確認セミナー
  • 13:30~ 現地確認のポイント

    講習イメージ 講習イメージ 現地確認の必要性から、事前の調査、訪問時の机上確認・現場確認、事後の対応まで、順を追って説明していきます。スライドを見ながら、講師が説明していくスタイルを取ります。
    また、資料として現地確認用のチェックリストを用意しています。
    主に、そのチェックリストを元にどういう観点からチェックしていくか?を伝えていく内容だと思ってください。イメージでは60分程度ですが、それより長くなるかもしれません。
    要興業を現地確認する場合はこうする、という設定で解説していきますが、ここで全てを理解するというよりも、それぞれの会社に持ち帰っていただき、現地確認の準備をするときに役立てていただくような内容をイメージしてください。
    尚、廃棄物処理に関しての基礎知識がある方を対象としていますので、廃棄物の分類や産業廃棄物の委託基準、マニフェスト伝票等に関する説明は一切いたしません。
    基礎知識を習得したい方は、まずは以下のセミナーから受講してください。
    要興業の実施する無料セミナー「要のオンライン廃棄物セミナー」

  • 14:50~ 工場見学会

    工場見学会イメージ 工場見学会イメージ セミナー会場より車両に乗り込み、工場へ出発します。 行き先は、当社の工場です。
    ここでは、グループ毎に行動していただくことになります。グループに1人、当社の担当が着き、工場の説明をさせていただきます。お客様には、講習でお伝えしたポイントを意識しながら、チェックリストに基づき、実際に質問をしていただきながら写真を撮る、というプロセスを繰り替えしていただきます。

  • 16:00~ 足立支社見学会

    講師によるまとめイメージ 講師によるまとめイメージ 当社の足立支社は、一般・産廃の収集運搬の拠点となります。
    どうやってドライバーを管理しているのか?事故防止への取り組みは?マニフェスト伝票の運用は?といった収集運搬に関する管理体制の確認ポイントをヒアリングして頂きます。

  • ~17:00まで 質疑応答・各グループによる講評・まとめ

    足立支社での見学が終わり次第、講師によるまとめ、及び全体での質疑応答を行います。
    終わり次第、セミナーは終了ということになります。

実は、今回のセミナーとは少し内容が違うのですが、2016年に開催した“現地確認丸わかりセミナー”にご参加いただいた皆様に無記名でアンケートをご記入いただいています。
参考までに、ここでその声をご紹介します。

  • 現場を確認したのが今回初めてで、分別の様子やPC解体など、実際に見ないとわからないことが多々あると感じました。実際の現場を見れたことと、どのポイントを見ればよいのかというチェックリストをいただけたのが良かったです。
  • 頂いた資料は、初めての人でも、内容がある程度理解できる資料であったと思います。
  • 以前訪問したことのある工場でしたが、午前中の解説を参考に、以前とは違った目で現地を見ることができました。今回の現地確認を今後の参考にしていきたいと思います。
  • 現地確認の重要性と現地確認のポイントについて、大変わかりやすく講義いただき勉強になりました。チェックリストを活用し、今後、各社の現地確認を実施していきたいと考えています。
  • 説明がわかりやすく以降の実踏に対する要点を掴むことができ、業者に対するヒアリング(確認)項目の再考ができたと思います。
  • 現地確認での説明や用意して頂いた資料がわかりやすかった。全てをかくすことなく見学させていただき、また、答えにくい質問にも真摯に回答していただき、御社の誠実さを感じることができました。
  • 本日は座学から現地確認と、時間たっぷりで講義いただきましてありがとうございました。わかりやすいご説明で、大変参考になりました。
  • 現地確認のポイントを教えてもらい、実際の現地確認もできてよかった。
  • 実際に現地確認をした後の講義で、写真をつかって具体的な事例を挙げながらの説明が、とてもわかりやすかった。
  • 現地確認する時のチェックポイントを細かく説明していただけてよかった。今後担当者で引き継いでいきたい。
  • 現地確認及び事前に準備する物の他、産廃業者における確認事項についてもとてもわかりやすい説明だった。
  • 業務として、今迄も幾度となく視察を重ねて参りました。セミナーでは、具体的に処分場の視察についての説明をしていただき、今後の処分場の視察にあたり、参考にさせていただきます。
  • 今回のセミナーに参加して感じたのは、現地確認をする前の事前調査がいかに大切かということ。時間を有効に使うためには、しっかりとした目的を基にチェックポイントを整理し、確認していくことが必要なのだと改めて感じた次第です。

≪追伸≫ 実は、当初はこの企画自体、全員が諸手を上げて賛成というわけではありませんでした。
「わざわざそういうセミナーをしなくたって、個別で対応すればいいじゃないか。」
「自分たちは確認される側。確認の仕方をお客様に教えるのはおかしい。」
といった声が無いわけではありませんでした。
ところが、
「もう一度やってみるべきだ。」
という声の方が日々、大きくなっていき、実現することに相成りました。
ですがこの後、継続してできるかどうかはまだわかりません。
次回以降は、要興業以外の処分場を確認する企画に変更する可能性もあります。
興味のある方は、是非とも今回、ご参加お願いします。