株式会社要興業 RECYCLING

サステナビリティ

課題等への取り組み

サステナビリティへの取り組みにあたっては、SASBスタンダードのフレームワーク・基準を活用して選定した4つのマテリアリティに向けた取り組みを進めています。サステナビリティ基本方針に則り、サステナビリティ委員会にて選定した4つのマテリアリティに関する取り組みは以下の通りです。
加えて、ここでは、全企業に共通の課題とされている「人材育成」、昨今、企業が取り組むべき課題としての「人権」、従前よりCSR活動として重視してきた「コミュニティへの参画・発展」についても掲載いたします。

廃棄物の適正処理

産業廃棄物の処理には、排出事業者責任の原則があり、産業廃棄物が最終処分に至るまで適正処理されているかを確認する法的義務を負っています。当社は、適正な収集運搬・中間処理を行うのみならず、最終処分や再生を委託する処理業者と構築した処理フローを大切にし、とりわけ、処理委託業者の定期的な現地確認と新規処理先の選定プロセスを重要視しています。

定期的な現地確認

当社は、お客様より処理委託された産業廃棄物を、収集運搬・中間処理を行った後、最終処分や再生を他社へ処理委託しています。様々な種類に亘る産業廃棄物を適正に処理するため、処理フローを徹底管理しています。日本全国に跨る全ての処理委託先にて産業廃棄物が適正に処理されていることを、独自のチェックリストを用いて現地確認を行い、定期的に確かめています。

2024年度 サステナビリティに関する考え方及び取り組み

マテリアリティ 廃棄物の適正処理
ガバナンス サステナビリティ委員会にて対策の実施状況の監視とリスク管理
取締役会にて監督
戦略 【適正処理の確認】

〈リスク〉産業廃棄物の処理には排出事業者責任の原則があり、排出事業者
は自社が排出した産業廃棄物が処理を委託した事業者により適正処理されて
いるかを確認する法的義務を負っております。当社の顧客由来の産業廃棄物
が最終処分に至るまでに不適正処理され た場合、顧客が廃棄物処理法違反で
罰せられるリスク、措置命令履行による経済的損失リスクがあります。当社
においても処理取引先により、当社が扱う産業廃棄物が不適正処理された場
合、当社が、廃棄物処理法の許可停止等になるリスク、措置命令履行による
経済的損失リスク、信用低下に伴う顧客流出リスクがあります。

〈機会〉当社は「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」という
経営方針を掲げ、従前より以下のような取組を推進してまいりました。

  • ・東京都で初の廃棄物再生利用者登録
  • ・国及び東京都の優良産廃処理業者の認定取得
  • ・小冊子の作成配布、セミナー開催等による顧客への廃棄物処理法の啓発
  • ・家庭由来の不燃ごみの資源化事業
  • ・マニフェスト(産業廃棄物管理票)管理の徹底、電子マニフェストの推進
  • ・ISO14001の維持継続

それらの取組により顧客からの信頼を獲得し、顧客を増加させてきたため、
今後も引き続きこの取組を強化、推進することが顧客を
維持し、新規顧客を獲得する機会となります。

〈対策〉当社が扱う全ての産業廃棄物処理フローの徹底した管理

  • ・安全安心な廃棄物処理を顧客に提供するための処理フロー図の最新版管理
  • ・当社が扱う全ての産業廃棄物の処理取引先の定期的な確認の実施
  • ・産業廃棄物の新規処理先選定プロセスの確立
  • ・取引先と協力しての廃プラスチック類の処理方法の改善
リスク管理 定期的なサステナビリティ委員会において四半期毎のPDCAを継続。取締役会
及び総合経営幹部会あて報告。
指標 当社が扱う全ての産業廃棄物の処理取引先の定期的な確認の実施
目標 100%
結果 2024年3月期の達成状況はこちら