株式会社要興業 RECYCLING

サステナビリティ

課題等への取り組み

サステナビリティへの取り組みにあたっては、SASBスタンダードのフレームワーク・基準を活用して選定した4つのマテリアリティに向けた取り組みを進めています。サステナビリティ基本方針に則り、サステナビリティ委員会にて選定した4つのマテリアリティに関する取り組みは以下の通りです。
加えて、ここでは、全企業に共通の課題とされている「人材育成」、昨今、企業が取り組むべき課題としての「人権」、従前よりCSR活動として重視してきた「コミュニティへの参画・発展」についても掲載いたします。

リサイクルと資源回収

当社は、「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」を経営方針に掲げ、1972年の創業当初より、古紙の再生に貢献する収集運搬事業に取組み、1992年の千住リサイクルセンターを皮切りに現在まで8か所のリサイクルセンターを有し、本格的にリサイクル事業を行っています。現在、特に力を注いでいるのは、自治体向けのサービスでは、不燃ごみの再資源化及び容器包装プラスチックのリサイクル、事業者向けのサービスでは、ボトルtoボトルへの貢献、となっています。

ボトルtoボトルへの貢献

近年、飲料メーカーが中心となって、使用済みペットボトルを原料として製造したペットボトルを使用した飲料製品を販売する取組「ボトルtoボトル」の流れが加速しています。当社は、「ボトルtoボトル」のうち、使用済みペットボトルを回収してリサイクルボトルの原料を製造する役割を担っています。

2024年度 サステナビリティに関する考え方及び取り組み

マテリアリティ リサイクルと資源回収
ガバナンス 行政管理部において管轄
取締役会にて監督
戦略 【自治体向けのリサ
イクルサービス】

〈リスク〉不燃ごみ
の再資源化事業を停
止した場合の埋立地
の残余容量不足によ
る東京23区全体の廃
棄物処理の停滞リス


〈機会〉23区最後の
埋立地である中央防
波堤埋立処分場の延
命策であるため、ビ
ジネスチャンスの拡


〈対策〉施設の新
設、作業工程の改善
等による処理能力の
拡大
【事業者向けのリサ
イクルサービス】

〈リスク〉売却先が
求める品質を満たせ
ない場合の売却不
可、廃棄物処理コス
トの増加、顧客流出
等のリスク

〈機会〉リサイクル
技術の進展に伴うビ
ジネスチャンス拡大

〈対策〉施設の新
設、作業工程の改善
等による処理能力の
拡大
【電子機器廃棄物か
ら取り出したマテリ
アルの量】

〈リスク〉電子機器
廃棄物に残存してい
たリチウム電池が原
因による火災等によ
り、貴重な金属類が
リサイクル先に搬出
されないリスク

〈機会〉安定した処
理フローの維持に伴
い信頼性向上による
ビジネスチャンス拡


〈対策〉施設の新
設、作業工程の改善
等による処理能力の
拡大
リスク管理 行政管理部管轄項目として、毎月の総合経営幹部会にて状況報告
指標 不燃ごみの
再資源化率
飲料容器類の
再資源化率
電子機器廃棄物から
取り出したマテリア
ルの量
目標 90%
※プラ新法の推進を
含め、プラリサイク
ルのマテリアル・ケ
ミカルに取り組む
60%
※廃プラスチック類
の混入比率減少に取り
組む
昨年度の年間取扱量
を上回る
結果 2024年3月期の達成状況はこちら